Thursday, October 1, 2009

I am here! <消防署見学>



消防署見学に行ってきた。子どもに人気の消防車を見せてあげたいと思っていたのだけど、消防署の人は実はもっと現実的で大切な体験を子どもにも大人たちにも教えてくれた。

火事になってしまったとき、だれがどんな服装でどのように助けにくるのかをデモンストレーションしてくれた。消防服、ヘルメット、マスク、酸素ボンベをつける消防士さんに、子どもたちはクギ付け。

「こんな格好をしているけど驚かなくていいからね。火事の場所についたら、"Fire Department! Is anyone in here?!" (消防局です!ここにだれかいますか?)って言うから、"I am here!(ここにいます!)"って大きな声で答えるんだよ。いいね。マスクをつけるとヘンな声に聞こえるけど心配しないで。じゃぁ実際にマスクをつけて話すからね。練習しよう!」

これって本当に大切だと思った。子ども達の人生の歩みの中で危険にさらされることがあるかもしれない。その時は力のかぎり大きな声で叫んで助けを求めて欲しい。必ず助けてくれる人がいる。そのことを思い出して欲しい。

なによりも感動したのは、消防士さんの子どもに接する態度だった。ひとりずつ抱き上げて消防車にのせる時も、話し掛ける時も、子どもの気持ちを常に気にかけ、怖がらせないように、消防士さんが子どもの味方なのだということを知ってもらおうという気持ちがよく伝わってきた。この人たちは本当に人の命を助け出す仕事をしていることを知り感動した。

命を掛けて命のために働く消防士さんは輝いていた。