Tuesday, December 12, 2006

両手を添えて

両手をキチンと添えて、「はいどうぞ」とお弁当箱を大切そうに運んでそっと差し出した。もうすぐ2歳の子供だってわかるよね、大切な物と少々乱暴に扱っても壊れない物の違いが。

1~4歳ぐらいの幼児が、6~7人で持参したお弁当を食べる時、それぞれベビーチェアに座らせるから、それぞれ一人ずつテーブルの上にお弁当を今までは載せていた。もっと、お弁当のことに関心を示して欲しかったので最近は、両手で仰々しく手渡ししてみている。

子供たちが大切そうにお弁当を受け取る様子はほほえましい。
自然と「ありがとう」も出てきました。嬉しかった。
フタをあけた瞬間、「お~おぉぉっ」って一緒に感激するのも楽しい。

中身がカリフラワーしか入っていないお弁当箱をこの世で最も素晴らしい物かのように差し出し、あけた瞬間、満面の笑みと羨望の表情を子供(1歳10ヶ月)に見せてみた。子供はめっちゃ興奮して嬉しそうにそのカリフラワーを美味しそうに食べた。でもすぐに回りの色鮮やかなお弁当箱に気付いて、何か違うと目で訴え始めた。ちょっとムリあったか(笑)

同じ一ドル札でも、グシャグシャにしてポイッて投げられるのと、キレイにシワを伸ばして、目をキラキラさせて両手で持ってこられたら、なんだか大事にとっておこうかななんてウフフって気にさせられちゃう、みたいな?

どんな物にも感動したり、喜んだりするこういう気持ち、ずっと忘れないでいて欲しいな、そうありたいなと思った。

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