Saturday, August 29, 2009

歯がゆい思い

バイブルスタディーで60代のクリスチャン女性Kさんが、彼女が書いた短歌を読んで知人が励まされたのを聞いて複雑な気持ちになったと話してくださった。なぜならその短歌は、失った夫を想い涙がとまらないという内容で、クリスチャンになって元気いっぱいのイメージとはかけ離れているし、クリスチャンの良い模範になっていないからだと言う。「こういう時になんて言えばいいのかしらねぇ」と彼女。

「『こんな私でさえも神さまは愛してくださっているんです』と言ったらどうでしょう?」

「そんな風にあなたみたいにいい言葉がすぐに思いつけばいいけど、私はダメよ」とKさん。

「いやいや、私もね同じようなことがあったんです。私には今の自分の力ではどうすることのできない弱みがあって、その弱みを知っている人に、『自分を助けられない人に、他の人を助けることはできない』って言われて、ショックで何も言う事ができなかったことがあったんです。で、何日も後になってから、あぁあの時こう言えばよかったって思ったんです。『私は自分で自分を助けることができないけど、こんな私でも神さまは愛してくださっているんです。』って。」

あの時の歯がゆい思いがだれかの役に立ったと思うと嬉しかった。

 

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