Wednesday, September 13, 2006

High Five (片手と片手でパチンと鳴らすこと)


7歳のZくんをサッカースクールに連れて行った。

恐ろしいことに7~8歳のみでチームが編成されている。サッカーが初めての子ばかりだから、今いちルールがまだよくわかっていないらしい。毎週行われる試合では間違えて敵のゴールに入れてしまったり、試合中にボールそっちのけで、ケンカを始めてしまったりとトラブルがまだ多いそうだ。

コーチはたったの一人。子供たちは全員スーパーヒーローだと思っているから練習中もとにかく勝手な行動に出る(笑)コーチは忙しく声を張り上げて、今日は7名の少年を統率していた。

"Nice kick, buddy." "Good job, buddy."
一人一人に声を掛け、必ずどこか良いところを誉めて、
ハイファイブ(片手を上げてもう一人の片手とパチンと鳴らす)する。

でも、ちゃんと締めるところは締める(さすがコーチ)

"Hey guys, pay attention. Seriously."
"Hey you two. Run all the way to that house. Not around the ground."
結構軽いノリで、話を聞いていなかった罰(グラウンド一周やグラウンドの端にある柵(民家の隣)まで走らされる)が与えられる。少年達は走らされている奴らをニヤリと横目で見たりする。

レッスンが終わった後、コーチが待っていたそれぞれの両親の所へやってきて、子供の良いところや良くなったところを教えてくれる。

レッスンが終わって目をキラキラさせて
「アグワ!(なぜかスペイン語)」とかふざけて叫びながら
走り寄ってきた。で、口調がちょっとお兄ちゃんになっちゃってるの。
「オレのチームはNO.1だゼ」とか言っちゃってさ。
コーチが言っていた事を話したら、"Yes" "Yes"って、そうだよ、そうだよって満足してた。

学ぶよね、良いところをどんどん引き伸ばしてあげるのが大切だよね。悪いところじゃなくて、良いところを探してあげなきゃいけないんだよね。その方が本人たちも楽しいし、ヤルキもでるし、自信にも繋がる。その方がお互いに楽しい。いつもハイファイブで生きたいな、と思った。

No comments: