ブロックで男の子たち(4~5歳)が仲良く遊んでいると思っていたら、ブロックでつくった飛行機をJ君とS君の二人で取り合いになり、とったとらない、ウソついたウソついてないのケンカになり、J君が大声で泣きだした。
仲裁に入り、二人をブロックから少し離れた場所に移動させ、それぞれの言い分を聞いていたら、二人の近くで遊んでいたY君が、いつのまにか、飛行機をブロックで沢山つくって、「せんせい、これみんなにつくったよ!」と言ってきた。
ケンカした二人にたずねる・・・
「Y君は持ってるけど、二人は持ってないものがあるよ。何だと思う?」
・・・二人ともわからないと首をふる。
「Y君は他のお友達のことを考えることができたけど、二人は自分のことしか考えられなかったね。だから、こんな小っちゃい一個の飛行機でケンカしちゃったんだよ。Y君みたいにもっとみんなのこと考えよう。もっと大っきいこと考えよう。飛行機が一個しかなかったら、一緒にもう一個作ろうよ!」
二人は話の間、何かをかみ締めたかのようにぐっと涙目になっていた。
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