お母さんはバイト先でレジのお金が合わないと、心臓が止まりそうになり、合わせるのに、四苦八苦する。学生のバイトの子が困ってたりすると、お母さんの財布からお金をだして助けることもあるらしい。
ちゃんと違ったら報告するべきで、自分の財布から出すべきではないと、あの手この手で伝えるが、金額が小さいからいいんだとか、本店がよく思わないし、問題を出したくない、などの事情があるらしく、あしらわれてしまった。
そこで、言いたくなかったけど、自分の失敗談を話した・・・
昔、外国通貨の両替の仕事をしていたとき、一万円足りなくてあせった。仕方なく自分の財布から一万円を入れて帳尻を合わせたら、次の日、上司から、「昨日、自分のお財布から一万円だしたでしょ」とズバリきかれた。「どうしてわかったんですか?」って言ったら、「だって、今日一万円多かったよ。ダメだよ、そういうことしちゃ。合わなかったら合わなかったでちゃんと報告しなさい。」って怒られたんだよ。母さん、いくら金額が小さいからって、会社のお金と自分のお金を混ぜてはいけないよ。もし2万円多かったら、昨日一万円出したから、2万円もらっちゃってもいいかなって思っちゃうでしょ。その誘惑が恐ろしいんだよ。
お母さんは「なるほど。その人いい上司だね」と、納得していた。
正論よりも個人的な失敗談の方がよく聞いてくれるんだなぁって思った。
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3 comments:
そうだね
とくにマイナスなことに対して正論で話すと「あなたに何がわかるのよ」的な感情が沸いちゃうから
自分の体験を通しての方が伝わるよね~
ああ、そうか。
これからそうしよう。
しかしいかんせん人生経験が足りない・・・
>のりぴ
ひさしぶりに身内&高齢の母に面していろいろ、話が通じなかったりと、いろいろ経験しとります。
>けんた
人生経験は足りないとかじゃなくて、積むもんだから。足りないことを心配しなくても大丈夫よ。積むことにフォーカスして。
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