50代半ばのイスラエル人で、「オレは人の話は聞かないんだ」とグイグイ意志を通す強気で頑固な彼は、エネルギーと自信に満ち溢れていた。92歳になる彼のご両親はお二人ともイスラエル在住で、彼らを訪ねる奥さんと娘のためにイスラエル行きの航空チケットを食事の合間に手配したりとまめなところもあったりする。アイフォンでだれかにスピーカーフォンで電話をすると・・・・
「アバ!!」 電話口の向こうから息子さんがヘブル語で「パパ!!」と応えた。
神の子イエスキリストは父なる神をアバと呼んだ。それと同様に、信仰をもって、私たちも父なる神様をパパと呼びなさいと聖書は教えている。CEOの息子さんみたいに「パパ」って神様にそっと小さな声で言ってみた。なんて親しい身近な関係なのだろう。なんとも言えない気持ちで目頭が熱くなった。
ちなみに、「ゆり=URI」はイスラエルでポピュラーな男性の名前でヘブル語で「God is my light/神は私の光」という語源だと教えてもらった。紀元前700年前半、苦難と絶望的な状態が続く中で神様はイスラエルの民に預言者イザヤを通して言った。「起きよ。光を放て。あなたの光が来て、主の栄光があなたの上に輝いているからだ。」(イザヤ60:1) URIの名前が多いことから、どんなに辛い状況でも神を信じる力によって立ち上がり続けている民族の歴史を垣間見た。
彼らと同じ神を信じているのだから今おかれている困難も乗り越えられるんだ、私にはパパがついているんだって思った。
1 comment:
ゆりのイスラエルでの語源、素敵。
私の名前は「魔除けの鈴」だって。
「その声が人を救うように」ってつけたって言われた。
クリスチャンが全然いないこの家族に生まれても、その意味を思い出すと
もう既に全ては神様の御手の中で起こってる事なんだって痛感するよ。
地上で、神様を見上げて一緒に歩んで行ける姉妹に感謝しつつ。
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